入門書として,たしかに第 1 章は認知心理学の概要を説明している. しかし,それ以降の章は認知心理学の主要なテーマを説明するというよりは,エピソード的な内容がおおい. また,この本は本文はすべて左側のページにあり,右側のページはほとんど囲み記事になっているため,本文は 120 ページにかぎられ,説明不足だとおもわれる. 2000 年以降のあたらしい内容もふくまれている点はよいが,認知心理学の全体像を把握するには適切とはいえないとおもう.
評価: ★★☆☆☆
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