この Web サイトの CPU やファイルなどの資源が不足するようになったため Web サーバを移転させたが,いくつか意図していなかったことがおこった.
1 年くらいまえはこのブログにあらたな項目を書くと,そこにかなりのアクセスがあった. ところが,最近は統計をみるとこのブログの項目のなかにはアクセス頻度がたかいページがすくなくなっていた. あちらこちらに ping をとばしているのに,なぜアクセスされないのだろうとおもっていた.
ところが,サーバを移転させてからは最近の項目へのアクセスがふえたようである. たとえば,10 ~ 11 月に書いた項目のなかで,11 月 1 日から 23 日までのあいだに 「タカナでみつけた黒い幼虫 ― カブラハバチ」 は (GIF などもいれて) 76 位 195 回,「論文査読の方法」 は 78 位 193 回アクセスされている. 1 日平均 9 回くらいなので,人気サイトにくらべればはるかにすくないとはいえ,後者のようなカタいページが比較的高頻度でアクセスされることは予想していなかった. これまでアクセスがひくくなっていたのには,資源不足もきいていたのではないかとおもえる.
もうひとつ予期していなかったことは,移転の結果というわけではないが,このサーバをおいている 「さくらインターネット」 がサーバを増強してディスク容量を 3 倍にしたので,これまで 1 GB しかつかえなくてスペースが不足していたのが,いまや 10 GB になったため,10% 以下しかつかっていない状態になったことである. もとのサーバもまだ解放していないので,みてみると,CPU にもかなり余裕がでているようにみえる. これなら移転する必要はなかったのかもしれない.