Windows には謎がたくさんあるが,アイコンの拡張選択もそのひとつだ. Windows XP でも Windows Vista でも動作はほぼおなじだが,アイコンの自動整列をするとアイコンは縦方向に整列される. それなのに,2 つのアイコンを指定して拡張選択すると,横方向に拡張選択される. 縦にならべたものは縦に選択するのが自然だろう. この仕様はわけがわからない.
右の図は Windows Vista でコントロール・パネルの 「ハードウェア」 をまず選択し,シフトをおしながら 「フォント」 をクリックして拡張選択したところである. コントロール・パネルのばあいはアイコンが横に整列されているので,これで自然である. ところが,デスクトップに関してはアイコンが縦に整列される. にもかかわらず,拡張選択はほかのウィンドウと同様に横に選択される.
しかも,Windows XP のときは,この図のように縦に隣接しているアイコンをシフト-クリックしても拡張選択されない. 1 個はなれたアイコンをシフト-クリックすると拡張選択される. これはもはや混乱のきわみだ. さすがにこの 「バグ」 は Windows Vista ではなおされているが,拡張選択のしかたはかわっていない.
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