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オーディオ博物館, 未整理

マイクはこわれているものという常識 (?!) に挑戦したオーディオテクニカ,しかし…

12 月 14 日の NHK 「経済羅針盤」 をみた. 内容はマイクロフォン・メーカーとしてのオーディオテクニカである. レコード・プレヤーなどを生産してきたオーディオテクニカが,オーディオ事業の衰退にともなってマイクの製造をはじめて,こわれにくいマイクをつくることでカラオケでのシェアをのばし,オリンピックの音を収録するためのさまざまなくふうをしているという話だった. こわれたマイクに関しては私にもおもいでがある.

これまで,マイクをつかった発表やその会場準備などを何度もしてきた. そういうときにいつも感じてきたのは,「まともなマイクはすくない」 ということである. ハンド・マイクやタイピン・マイクはたいてい不調だった. こわれているとまではいえないかもしれないが 「接触不良」 だった. つまり,まったく音がでないことはなかったが,だいたい,ガサガサ,ノイズがはいったり,音がとぎれたりすることがおおかった.

オーディオテクニカがかえたかったのはこういう現実なのだろう. カラオケではとくにマイクが酷使される. そうでなくてもこわれていることがおおいのだから,酷使される環境ではさらにこわれやすい. 丈夫なマイクをつくることで,シェアをのばしていった.

しかし,私自身は最近はあまり裏方の仕事をしなくなったためか,最近のマイクはこわれにくくなったという感想をもってはいない. 数日前には工学院大学で講義をしたのだが,そこでもタイピン・マイクは不調だった. 最初はよかったが,しばらくつかっているうちに,ガサガサいうようになった. しかたがないのでハンド・マイクにきりかえたが,そちらは問題なくつかうことができた. このハンド・マイクもオーディオテクニカのだったとおもうが,こわれていたタイピン・マイクもオーディオテクニカのだったと記憶している.

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