1988 年に家をたてたのだが,そのとき,コンセントとしてどこにどういうものをつけるか,電話などの配線はどうするか,など,とくに電気系の配線についてはいろいろかんがえた. しかし,判断をあやまって,あとで後悔したことがある. それは,コンセントをアースつき 3 ピンにしなかったことだ. そのときすでにアメリカでは 3 ピンが常識になっていたのだが,日本では洗濯機などの器具のプラグを 3 ピンにするようにきめられたのは 2005 年からだという. やはり,ここでもアメリカより 10 年も 20 年もおくれて,追随しているということだ. どうせ追随するなら,もっとはやいほうがよいとおもうのだが…
1988 年に家をたてたときにも,冷蔵庫や洗濯機用のコンセントにはアース端子をつけた. しかし,それはネジでとめるようになっている,はなはだ不便なものである. それでも,もちろん安全なほうがよいので,アース端子はそこにネジどめしてある.
東京に家をたててすぐ,アメリカで 1 年半くらした. そこで,アメリカでは 3 端子が標準であることを知った. アメリカからかえってから家をたてたなら,すべてのコンセントをアースつきにする,できれば 3 端子にするところだった. しかし,それ以前にたてたため,ほとんどのコンセントにはアース線がきていない. いまから 3 端子のコンセントをつけるためには,かなり大規模な工事が必要になってしまう.
アースはいろいろなところで必要になるので,アース線が家中に配線されているほうが便利にきまっている. そんなことは専門家であればわかっていたはずである. アメリカでは 3 端子が標準であることも,専門家であればわかっていたはずである. それなのに,2005 年まで放置されていた. おおくの規格はアメリカより 10 年くらいのおくれでとりいれられてきたようにおもうが,ここではもっとかかっている. それも 「うしなわれた 10 年 (or 15 年)」 のためなのだろうか? どうせ追随するのなら,もっとすばやく追随してほしいものである. (写真は 「☆世界中に夢文化を☆ Dreamers connection in 沖縄: 電化製品 と 電磁波」 と 「Be-selfbuilders: 2 芯か 3 芯か」 から借用しました.)