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Web とインターネット:Amazon (アマゾン), 書評, 知的生産とリテラシー:読書法

“書評” 書きによって記憶にものこる読書

ブログや Amazon を読書メモとしてつかう」 という項目に,本を読んだときに感想や要約を 「読書メモ」 としてブログや Amazon, BK1 の書評に書いているということを書いた. 以前は,本を読むときも漫然と読み,その内容をわすれてしまうことがおおかったが,書くようになってからは意識して読むようになり,「Web / ブログ で活性化される読書」 にも書いたように,記憶にものこるようになった.

ブログをはじめるまえだが,数年前からかなり集中的に本を読むようになった. 研究すなわち仕事中心の生活をしてきたので,読む本もそれまでは専門分野のものが大半だった. しかし,社会にも目をむけないとうまくいかないのではないかとかんがえて,さまざまな本を読むようになった.

速読のための訓練」 という項目に速読について書いたが,この速読法を身につけたのもこのときからである. つまり,多読の必要にせまられて速読法を身につけた.

当初は本のページに付箋をはりつけ,マーカーで線をひくだけだった. しかし,ブログをはじめる直前にアマゾンへの書評投稿をはじめた. そして,ブログをはじめてから現在のやりかたが確立した. つまり,おもな本についてその感想や要約を数行にまとめて,ブログと Amazon, BK1 にあわせて書くようになった.

この 「読書メモ」 を書くようになってから,書評に書くべきところ,あるいは自分にとってその本のなかでもっとも重要な内容はどこかをかんがえるようになった. だから,おおくのばあいに,よみおわったときには書くべき内容がだいたいさだまっている. また,そういう印象的な内容は記憶にものこることがおおい.

もっとも,主題がそれほどはっきりしていない本などのばあいには,よみおわってもまだ,なにをかくべきかわかっていないこともある. そういうときは,マーキングしたところを中心に再度ざっと読んでみて,なにを書くかをかんがえる. こうすることで,以前ならすぐにわすれてしまったような本の内容も,ある程度,あたまにのこることになる.

新聞や雑誌の書評は 1 冊の書評をひとりだけで書くので,ある程度その本の内容をカバーする必要がある. しかし,とくに Amazon のばあいは通常,複数のひとが書評を書いているので,ひとりがすべての面をカバーする必要はないだろう. そのため,通常はひとつかふたつの視点にしぼって数行だけ書くようにしている. おなじ書評を BK1 にものせているが,こちらは書評の数がすくなくて,私だけが書いているばあいもおおいので,そちらはいささか問題があるかもしれない.

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