きょう,NHK の 「テレビのこれから」 という番組の一部を 「ながら」 できいていた. 「テレビはインターネットのオンデマンドでとってかわられるのか」 というのがテーマの議論だったが,そのなかで 「ニュースはリアルタイムでみたい」,つまりニュースはオンデマンドでなくテレビでみたいというひとが何人かいた. 私はいまはニュースをハードディスク・レコーダで録画してみているので,すこし不思議におもった.
ニュースは新鮮なほうがよいのはたしかである. リアルタイムでみないとしても,編集されてから 1 日以上たったニュースをみるのは,あまり意味がないだろう. しかし,2 ~ 3 時間たってからみたとしても,それほど鮮度がおちているわけではない. 実際,テレビ・ニュースはそれほど新鮮であるとはかぎらない.
私は夜 7 時のニュースを録画してみているが,9 時ごろにみることがおおい. そうすると,たまたま 9 時のニュースも一部をみてしまうことがあるのだが,おなじ項目に関してはまったくおなじ内容を放送していることがおおい. 項目じたいはかなりいれかわっているが,それは両方のニュースをみるひとへのサービスという意味があるだろう.
7 時のニュースをみるときめた私は 9 時になっても録画した 7 時のニュースをみる. それでよいとおもっている. 録画しないとたいてい,ニュースを一部だけ断片的にみることになる. ニュースをめざして家にかえるとか,ニュースにあわせてテレビをつけるということをしないからである. しかし,これでは重要な項目をみおとしてしまう. だから,全体を把握するには録画しておいて,全部をみられるときにみるのがよいとおもっている.
しかも,録画しておけば,はやまわしで再生することもできる (実際いつもそうしている) し,途中でとめて,あとでのこりをみることもできる. 家でテレビをみているときには,家族からはなしかけられて,しばらくテレビから注意をそらさなければならないことは,よくあるだろう. 録画をみているのでなければ,そういうときも,ニュースをききのがしてしまう.
ハードディスクに録画したニュースなら,いつまでたっても内容は更新されないから,どんどんふるくなってしまう. しかし,オンデマンドなら,適当なタイミングで更新されるだろうから,もっとよいのではないだろうか?