[ トップページ ]

« ニュースは “リタルタイム” がよいか? | メイン | グアム観光に 「厚み」 をあたえてくれる本 ― 山口 誠 著 「グアムと日本人 ― 戦争を埋立てた楽園」 »

DIY (日曜大工) とものづくり:修理

Seagal IV つきキッチン水栓の修理

キッチン水栓に Seagal IV (4) という浄水器をつけて,つかってきた. 最近その水栓の先端部分のあちらこちらに亀裂がはいって,そこから水が噴水のようにもれるようになっていた. もれをすくなくするために何度か修理してきたが,ついにこわしてしまって,交換が必要になった. 先端部分だけ交換できるようだったので部品をとりよせて交換をこころみたが,予期していなかったことがあった. そのため修理にてまどってしまったが,なんとか修理することができた.

bibcock1.jpg 浄水器は水栓の先端につけるようになっている. ツマミをまわして水が浄水器をとおるようにすると,水栓の先端部分にかなりの水圧がかかる. 水がもれるようになった理由としては,水栓がふるくなったということもあるが,たぶんこの部分はそれほどの水圧にたえるように設計されてはいなかったことがおおきいのだろう. 写真ではわかりにくいが,最初の写真はこの状態をうつしたものである.

水もれ部分にプラスティック・パイプ用の接着剤をしみこませるなどすると,しばらくはもれにくくなっていたが,やがてほかの部分からももれるようになってきた. それを修理しようとして,ついにプラスティック部分をこわしてしまった.

それでもなお,こわれた部分をエポキシ系の接着剤でかためて,水がもれないようにしようとした. しかし,かためた接着剤は意外によわく,あながあいて水がふきだした.

しかたがないので,水栓の交換もかんがえた. しかし,水栓の型番を Google でさがすと,先端のプラスティックの交換部品がみつかったので,まずそれをためすことにした. INAX に発注して数日でそれはとどいた.

bibcock2.jpg 型番をいれて検索してみつけた部品なので,当然,ぴったりはまるものとおもっていた. 水栓の製造時期によって 2 種類の部品をつかいわけるようになっていたので,念のために両方とりよせた. ところが,ふるい部品をはずしてみると,交換部品に付属の説明書に書いてあるのとはまったくちがう構造をしている.

はずすのにも,説明書ではひきぬくだけでかんたんにはずれるようになっているが,実際にはプラスティックをちからまかせにはがしていく必要があった. しかもパイプの構造も外径もちがっているので,交換部品がはまらない.

パイプが部分的に 2 重になっているようなので外側のパイプをプライヤーでまわしてはずそうとしたが,はずれない. しかし,そのパイプはやわらかくて,プライヤーでこするとけずれることがわかった. そのため,プライヤーをつかって交換部品がはまるまでパイプをけずってみることにした. プライヤーは切削用の工具ではないが,ヤスリをつかうよりパイプ全体をけずるのには都合がよい. やがて交換部品がはまるようになって,2 枚めの写真のようにうまく修理することができた.

本来ならゴム製の部品をつかって水もれしないようにするはずだった. しかし,それをはめることができなかったので,水圧がかかるとわずかに水もれする. しかし,それほど問題はないし,金属どうしのすきまからもれているので,時間がたっても水もれがひどくなることはないだろう. というわけで,予想外のことはあったが,ちょっとしたくふうと偶然とでのりきることができた.

キーワード:

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.kanadas.com/mt/mt-tb.cgi/3720

コメントを投稿

このページについて

2009-03-26 21:49 に投稿されたエントリーのページです.

ひとつ前の投稿は「ニュースは “リタルタイム” がよいか?」です.

次の投稿は「グアム観光に 「厚み」 をあたえてくれる本 ― 山口 誠 著 「グアムと日本人 ― 戦争を埋立てた楽園」」です.

他にも多くのエントリーがあります.メインページアーカイブページも見てください.

Creative Commons License
このブログはつぎのライセンスで保護されています. クリエイティブ・コモンズ・ライセンス.
Powered by
Movable Type 3.36