コスタリカは 1948 年に軍隊をなくして 「丸腰」 になった. その歴史・国民性などを分析し,軍隊がなくてもやっていけるのか,ほんとうに軍隊がないのかを検証している.
コスタリカが軍隊なしにやっていけるのは国の規模や米国との関係がうまくいっているからだろう. 米国との関係についてはこの本でも分析しているが,十分とはいえないようにおもえる. また,なぜコスタリカが周辺国とちがうみちをあゆむことができたのかも十分にあきらかにされているとはいえない.
あとがきで非武装化に関して,国の規模・歴史もまったくちがい米国からの物理的距離もまったくちがう日本について 「現状としては日本のほうがはるかに有利な状況にいるはずだ」 と書いているが,これはまったく説得力がない.
評価: ★★☆☆☆
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