最近,白山に出張する機会がおおい. この付近には本郷キャンパスをはじめとして東大の施設が集中している. 最近は本郷キャンパスにもめったにいくことがなく,安藤忠雄らが設計した 「情報学環・福武ホール」 もまだみていない. そこで,機会があれば東大の建物や博物館などをみてみたいとおもっていたが,ようやく時間がとれて,本郷キャンパスをあるきまわることができた. 福武ホールもそうだが,すきまをうめるようにつぎつぎとあたらしい建物がつくられている. 本郷三丁目交差点のちかくには産学連携プラザやアントレプレナー・プラザといった建物がつくられている. また,理由はよくわからないが医学部 3 号館にはゴツい補強工事がされている.
最初は福武ホールである. 本郷通りに面した 「すきま」 に,安藤忠雄らが設計して,地下をほりすすんでたてた建物である. そうきくと表参道ヒルズをおもいだすので,やや派手だが閉鎖的な雰囲気を想像していたが,実際にみてみるとむしろ地味な感じである. しかし,東大の建物としてはめずらしいガラスばりであり,前面の外階段からまるみえの教室もある. しかし,それ以外にみえるものは廊下ばかりであり,外階段をあるいているひともほとんどいない. 地上から教室をのぞくことは困難だ.
地上に 「UT カフェ」 があるが,なかにははいらなかった. 写真は外階段とカフェである. 教室をうつすのは趣味がわるいとおもえたので,写真にはとらなかった.
本郷三丁目交差点ちかくには,懐徳館という施設がかなりの面積をしめている. 現在は公開されていない.
懐徳館のまわりの 「すきま」 はほとんど建物でうめつくされているが,ふるい地図にのっていないものとして産学連携プラザとアントレプレナー・プラザがある. 東大の産学連携・起業拠点は秋葉原だとおもっていたが,ここにもひとつの拠点がある (というか現在はここが拠点) ということだろう. ズームのない iPhone のカメラでとっていることもあり,あまり適切な写真はとれなかった.
つぎは,産学連携プラザ,アントレプレナー・プラザのすぐそばにある建物,たぶん医学部 3 号館である. この建物じたいは 1966 年につくられたようだが,最近,補強工事 (?) がおこなわれたようだ. ごついコンクリートとパイプは建物じたいよりもつよく自己主張している. これらの構造物は場所もかなりくっている. ちょっとポンピドー・センターをおもいだすが,これほどゴツいものをつくる必要があったのだろうか?
ゴツいといえば,それほどあたらしい建物ではないが,機械系学科がはいっている工学部 2 号館には,うえに中層の建物がおおいかぶさっていて異様である. しかし,木にじゃまされて,その異様さを写真にあらわすのがむずかしい.
この季節には,さくらは散ってしまい,三四郎池周辺にもとくにめだったものはない.
キャンパス内には,在学中にはほとんど気にしていなかった胸像や碑などもある.
散策中に電話で連絡をうけたので,散策をきりあげて,うちあわせにむかった.
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