マインドマップとはなにかという問のこたえをみつけたいというのが,この本を手にとったひとつの理由である. しかし,これまでにわかっていた以上に明確なこたえはみつからなかった.
マインドマップはなににつかえるのかという問のこたえはこの本のなかにいろいろ書いてある. しかし,どれも私には説得力をもたなかった.
マインドマップは木構造 (ツリー) にみえるが,ちがうという.ちがいは明確にされていないが,マインドマップにはアート性があるのはたしかだろう. アート性があるために,マインドマップをつかえば文字だけのノートより脳に刺激をあたえることができるだろう. しかし,マインドマップはアートというよりはブラックアートだともおもえる.
マインドマップにはいろいろなことばのあいだの連想的な関係が記述される. しかし,それがどういう関係なのかはわからない. また,論理を記述することもできないだろう. この本じたいが,文章で書かれていてはいても,論理がよくわからない. マインドマップのような文章である. マインドマップばかり書いていると,そうなってしまうのではないだろうか?
評価: ★★☆☆☆
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