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書評:文化・教育と学習, 文化・教育と学習

問題の解決にはほどとおい議論 ?! ― 諏訪 哲二 著, 「なぜ勉強させるのか? ― 教育再生を根本から考える」

日本のこどもの学力低下の原因を教師や文科省にもとめる議論がおおいが,著者はこどもがかわったのが原因だという. こどもが 「モンスター」 化し,努力して勉強することもしなくなった. 勉強がおもしろくなく,する意味もわからないからしなくなったのだろう.

8 章は 「「なぜ勉強するの?」 と問われたら」 というタイトルだが,そもそも,おもしろければこんな問はでてこないだろう. 問われたら答えざるをえないが,答えたからといって勉強するようになるわけではないだろう. 著者はいろいろ,こむずかしい議論をしているが,こどもに興味をもたせる方向の議論は欠けていて,問題の解決にはほどとおいようにおもえる.

評価: ★★☆☆☆

関連リンク: なぜ勉強させるのか?@ [bk1]なぜ勉強させるのか?@Amazon.co.jp

注記: BK1書評Amazon.co.jp書評 に投稿しています.

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