キレるのはふだんおとなしくて文句をいえないでいるためだとおもいがちだが,著者はそうではなくて,キレるひとはそもそもがまんしないひとなのだという. 「見て見ぬふりをしない人」,「泣き寝入りをしない人」,「いきなりトップにメールする人」 など,さまざまなタイプがとりあげられている. がまん 「しない」 のではなくて,いきなり怒りが爆発するからがまん 「できない」 のだろう.
著者はこの本のタイトルにあるように 「なぜ」 キレるのか,どうすればよいのかもかんがえてはいる. しかし,まだよくわからないというのがホンネであり,理由も対策もこれからだということだろう. しかし,すくなくともなにがおこっているかをよく知ることが第一であり,そこにこの本の価値があるというべきだろう.
評価: ★★★☆☆
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