いろいろな 「心理テスト」 のインチキをできるだけ客観的にしめそうとしている. 第 1 章でとりあげられているのは血液型診断である. これは世界的にはまったく相手にされていないので私はそもそも興味がないのだが,日本人を説得するにはちゃんと説明する必要があるということだろう. 第 3 章はロールシャッハテストである. 著者ははじめはそれをできるだけ客観的に実施しようとしていたが,その後やめてしまったという. もっといいかげんな方法で実施していた著名な心理学者がこきおろされている. ほかの種類のテストについても同様だ. エピローグでは Web テストのあやしさにも言及している. この本を読んで,「心理テスト」 にだまされないようにしよう.
評価: ★★★★☆
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