2006~2007 年に新聞に連載した記事がもとになっているということであり,かならずしもそれほど鮮度がたかいわけではない. しかし,オバマのネット戦略など,もっと新鮮な話題もとりこんでいる. タイトルは 「ブログ革命」 となっているが,ブログだけでなくインターネット上のマスコミにちかいメディアもとりあげられている.
中国などの話題もふくまれているが,大半はアメリカの話題だ. 「米国発」 というタイトルはアメリカでおこっていることがやがて世界に波及するという予想にもとづいているのだろうが,実際はそうはなっていないようにみえる. アメリカとおなじことが世界でおこるわけではないし,おこるのがのぞましいわけでもないだろうが,すくなくともアメリカでおこったことは知るに値することであり,そのためにはこの本がやくにたつだろう.
評価: ★★★☆☆
関連リンク: 米国発ブログ革命@ ,米国発ブログ革命@Amazon.co.jp.
注記: BK1 の 書評 と Amazon.co.jp の 書評 に投稿しています.
キーワード: バラク・オバマ大統領