映画館でみることはないが,宮崎 駿 の作品をテレビではいろいろとみてきた. そのなかでもっとも印象的だったのはなんといっても風の谷のナウシカだ. 最初にみたから印象的だったということもあるだろうが,やはりこれが処女作とはいえ,ビジネス的視点に影響されていない 宮崎 駿 本来の作品だからではないだろうか.
風の谷のナウシカはマンガにもなっている. しかし,「プロフェッショナル」 などできいたところでは,もともとはデビューまえの宮崎はアニメーションにしたいというつよい希望をもっていたという.
宮崎はやはりアニメーション作家だ. そして,アニメーションの消費者はなんといってもこどもたちだ. しかし,ナウシカはこどもにはむずかしすぎる. ナウシカの映画化で成功した宮崎がよりわかりやすい方向にいったのはわかるし,それがわるいとはいえない. しかし,私にはやはり含蓄のあるナウシカのほうが魅力がある.
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