著者は 「エッセイスト」 と紹介されているが,これはエッセイというよりは随筆だ. 散歩して見たもの聞いたものを思ったまま書いている. 著者の専攻はドイツ文学ということだが,ここにはドイツ文学の話は登場しない. それでも本や日本文学の話になると著者の知識がいきてくる. その一方で政治や経済の話になるといささか首をかしげたくなる. もうすこしテーマをえらんだほうがよかったのではないかとおもえる.
評価: ★★☆☆☆
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