ときどき米国の特許をみる必要にせまられる. そういうとき,まずみるのは US Patent Office の Web サイトなのだが,明細書をみようとすると TIFF viewer が必要になる. いつもここでつまずく. なぜ TIFF なんかつかっているのだろうか?
「つかえる」 TIFF viewer はどうもないようだ. 有料の TIFF viewer のおためし版を何回かためして,それはたしかに期待どおりに動作した. しかし,それらはマイナーな存在なので,何年かたって,OS をいれかえた環境でみようとすると,やはりみることができない. そんなものにカネをはらう気にはならない. ほかにも TIFF viewer が必要な機会があるのなら買うのだが,それはないのだ.
いま US Patent Office で特許を閲覧しようとすると,候補の Viewer として Quick Time をインストールすることがすすめられる. これならとりあえずタダでつかえるので,すでにインストールしてある. ところが,Quick Time では表示できない. Quick Time は起動されるのだが,画面はまっしろなままだ. おまけに,Quick Time のパラメタを変更しようとしても,たちあがった Internet Explorer のウィンドウもまっしろなままだ. どうなっているのだろう?
いずれにしても,US Patent Office のインターフェースがとても不便なことはまちがいない. 日本の特許電子図書館も以前は不便だったが,いまは PDF で特許文献がダウンロードできる. 検索はかならずしも便利とはいえないが,ダウンロードに関してはこのほうがずっと便利だ.
2010-2-20 追記:
Windows 上でも Internet Explorer や Firefox をつかうかわりに Safari をつかえば,特許が表示できることがわかった.
いちいちブラウザをきりかえるのはめんどうだが,いちいち TIFF viewer をインストールするよりは,このほうがずっとよい.