バッハよりまえの時代の作曲家の CD はほとんどもっていないが,Jakob Lindberg のリュート演奏によるダウランドの廉価版を買ってみた. 現代ではリュートをつかうことはほとんどないが,現代の楽器でもっともちかいのはギターだろう. クラシック・ギターの曲は現代でもおおくの作曲家が作曲している. それとくらべても,このダウランドの曲は現代人にとって魅力的だとおもう. 表情に富んだ曲と演奏. 解説にはダウランドの生涯も紹介されている. CD 版を買ってしまったが,SACD 版も値段はそれほどかわらないので,そちらを買うべきだったかもしれない.
ただ,残念ながら,たどたどしい演奏もある. リュートという楽器のむずかしさもあるのだろうが,装飾音がよごれてしまっては装飾の役をはたさない.
CD: Brilliant Classics 93698
評価: ★★★☆☆
関連リンク: John Dowland: Complete Music for Solo Lute, ダウランド リュート作品全集 ヤコブ・リンドベルイ@HMV.
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