テレマン (Telemann) の Tafelmusik の CD を買った. これまでテレマンの曲のレコードを買ったことはたぶんなかったが,一部の曲はリコーダーでは中学生のころから演奏していた. そこでもっていたテレマンの曲のイメージとはバッハとは一線を画していたが,この曲の最初の序曲 (Overture) はバッハの管弦楽組曲 3 番の序曲にとてもよく似ている.
テレマンの曲が平均的にはバッハより軽いことはまちがいないが,この序曲はやや重いといえるだろう. また,バッハの曲のなかでは管弦楽組曲 3 番の楽想がかなり通俗的であることもたしかだろう. そこに両者の接点があったということだろう.
ロマン派の時代以降は著作権などのために音楽においてもオリジナリティが重視されるようになるが,バッハやテレマンの時代はそうではなかった. だれがだれをまねたのか,よくわからないが,いずれにしても,ちょっとおもしろい.
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