屋根のうえの太陽電池パネルがはたらきだした. きょうが設置後はじめての休日だが,天気は,日がさしたり,くもったりしていて,発電量をたしかめるにはぐあいがよい. パネルはあわせて 9 kW ぶんだが,午前中はれているときにはこの季節 (4 月) でも 7 kW くらいに達する. 夕方には,日がさしていても 1 kW 以下になってしまうが,それにしても期待以上のできだ.
朝はくもっていたが,そのときもふくめて,朝からほとんど発電量が消費量をうわまわっている. シャープの太陽光パネルの定格発電量は全部で 9 kW くらい (1 枚 160 W のパネルが 58 枚) だ. いまは冷暖房をつかっていないので,電力消費量はだいたい 1 kW 以下だ. だから,7 kW 発電すれば 6 kW くらい (1 時間あたり 300 円くらい) 東京電力に売っていることになる. くもっているときは 2 kW くらいに出力はさがるが,それでも買電するところまではいかない.
午後は,はれてもここまではいかないようだ. はれても 1 ~ 4 kW 程度を表示している. とくに,4 時すぎると,はれていても 1 kW くらいまでさがってしまう. くもると消費量のほうがおおくなってしまう. つまり,くもった午前より,はれた夕方のほうが発電量はすくないということだ. なぜここまで差があるのだろうか?
発電量や消費量は液晶パネルに表示されるようになっている. パソコンに表示できればじゅうぶんなので,この液晶パネルはいらないとおもうのだが,これはシャープの太陽光発電では必須の部品だという.
パネルは屋根の東側と西側の 2 系統にわかれている. 午前は東側,午後は西側のほうが発電量がおおくなるのだが,くもっているときはあまり差がない.
設置の際にはパネルごとのテスト結果をみせてもらったが,それによると,パネルの定格は 160 W だが,58 枚のパネルのなかには,ぎりぎりのものもあれば,170 W 以上の出力があるものもある. シャープはおなじかたちで 153 W の出力のパネルもつくっていて,それが旧機種だということだ. しかし,いまもそれを生産しているらしい. たぶん,出力のひくい太陽電池をあつめてつくっているのだろう. 160 W のパネルは納期までに時間がかかるが,この旧機種のほうはすぐに納品できるという. きっとまだ低出力の電池がおおいということなのだろう. もっとうまく出力をならすことができれば,160 W のパネルの生産量をふやすことができるのではないだろうか?