シャープの太陽光発電設備には液晶モニタがついてくる. ネットワークにつないで PC でみられれば専用の液晶モニタはいらないとおもうのだが,これは必須の部品だという. 逆にネットワークにつなぐことはオプション機能なのだが,これを家庭内 LAN につないでみた.
これまで LAN 配線していた場所からははなれているので,そこまで線をひくにはハブを増設する必要がある. それなら無線 LAN にしてしまうほうが,コストもひくいし消費電力もむしろひくくなるとかんがえた.
そこで適当な無線 LAN 機器をさがした. 無線 LAN 機器というとアクセス・ポイントや USB 接続の子機はありふれているが,有線 LAN につなぐ子機は比較的かぎられている. そのなかで,Planex の MZK-MF150W (および MZK-MF150B) という機種は子機としてもつかえるしアクセス・ポイントとしても無線 LAN ルータとしてもつかえて 3000 円以下,しかも消費電力もすくないようなので,これを買ってみた.
ハックしたあげくにつなぐことはできたが,なかなかうまくいかなかった. なによりも,マニュアルのどこをみればよいかが容易にわからなかった. 簡易設定に関しては紙の説明書に書いてあるが,有線-無線 接続のために必要なマニュアルは CD-ROM にはいっていて,そのなかのどこをみればよいかがわからなかった. 結局は最初のページをみればよかったのだが,「インターネット接続」 というタイトルのもとにあるので,なかなかみつけられなかった. インターネットにつなぐのがおもな目的ではなくて,LAN につなぎたかったからである. もっとも,このモニタにはシャープのサーバと通信する機能もついているので,インターネットともつなぐことになるのだが…
マニュアルがわかりにくかったので,最初はともかく設定をこころみた. MZK-MF150W には 3 つのモードすなわちルータ・モード,アクセス・ポイント・モード,コンバータ・モードがあり,コンバータ・モードでつかうことになるのは最初からわかっていたが,よくわからないので最初はルータ・モードで設定をはじめた. PC から http://192.168.1.1/ につないで設定をこころみて,最初はうまく動作していた. SSID や WEB の設定もできたのだが,そのうち応答しなくなってしまった. さわってみると,あきらかに加熱している. しかたがないのでいったん電源をはずして冷却しながらマニュアルをもう一度みているうちに,ようやく正解がわかった. 冷却できたところでマニュアルどおりに設定して,成功した.
このモニタは LAN 端子が裏についていて,壁からはずさなければ接続することができない. しかも,いったんはずすと,なかなか,とりつけにくい. もうすこし楽にとりつけられるようにしてほしいし,そもそも壁からはずさなくても接続できるようにしてくれればよいのだが…
追記:
設定の容易さという点では MZK-MF150W よりバッファローの
WLI-TX4-G
のほうがよいのではないかとおもう.
このほうが機能が単純なぶん,マニュアルでまごつくこともないだろう.
希望小売価格はこちらのほうがやすいのだが,値引き率がひくいので,MZK-MF150W より,すこしたかくつく.