かつて 32 bit Athlon のマシン数台に Fedora Core (1 ~ 4) をインストールした. それらの Linux のおおくは,しだいにこわれていった. その原因がなんであるかはつきとめないままになっていたが,それ以来 Athlon はつかわずにきた. ベアボーンだと Athlon の選択肢がせまいこともあったが,Athlon への信頼をうしなっていたこともおおきい.
しかし,最近,最適なケーシングのためにベアボーンでなくマザーボードとケースとをわけて買う必要があった. この間に Athlon も進化して,64 bit ではむしろ Intel より先行したこともあり,Linux をインストールするのに Athlon / Sempron をつかうことにした.
PC に 3 枚以上の NIC をさして,ソフトウェア・スイッチをつくろうとかんがえた. これまでコンパクトさをもとめてキューブ型のベアボーンを数台買ってきたが,キューブ型では NIC を複数さすことができないので,今回はスリム型のケースをつかうことにした. ところが,スリム型のベアボーンはほとんどない. そこで,マザーボードとケースとをわけて買うことにした.
できるだけ安価にすませようとすると,AMD の石をつかったほうがよい. Athlon 64 や Sempron だと,安価なものは 3000 円くらいで入手できる. マザーボードが 5000 円くらい,ケースはスリム型だとややたかくて 6000 円くらいになってしまうが,それでもあわせて 20000 円でおさまる.
Sempron のマシンを最初にくみたてて,すでにあった 32 bit 版 の Fedora 12 の DVD をつかってインストールした. このマシンのために安価でなるべく PCI / PCIe スロットのおおい Micro ATX マザーボードをえらぼうとしたが,まちがえて Full ATX のボードを買ってしまったので,やむなく,ふるいタワー型のケースを再利用した.
Athlon 64 のマシンには,ちょうどリリースされた Fedora 13 の CD をつかって 64 bit 版をインストールした. ほんとうは DVD のほうがよいとおもったが,この時点ではまだ DVD 版はリリースされていなかった. そのため,ネットワークからのパッケージ・インストールにかなりの時間がかかってしまった. このマシンには H340G というケースを新調した.