「日本の財政は債務超過になる! 危険だから借金をへらさなければならない」 というようなかんがえかたに対して,著者は債務超過になることはない,国債の金利もずっと,あがっていない,などとこたえていく. 豊富なデータをつかった議論には説得力がある.
しかし,所詮は 「これまでだいじょうぶだったやりかたを,今後もとればよい」 というだけのことだ. これからも長期金利があがらない,国内なら借金をかかえていてもだいじょうぶだ,などといえる保証はない. そういう議論にふれずに著者自身のかんがえだけをのべていくやりかたは歯切れはよいが,危険を感じてしまう.
評価: ★★★☆☆
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