[ トップページ ]
文化・教育と学習:クールジャパン・ガラパゴス・オタク・カワイイ・アキバ, 書評:メディア・アート・イベント・エンターテイメント, メディア・アート・イベント・エンターテイメント

カットや改竄にもかかわらずアメリカ人オタクをひきつけた特撮やアニメ ― パトリック・マシアス 著, 「オタク・イン・USA ― 愛と誤解の Anime 輸入史」

日本からアメリカに特撮映画やアニメが輸入されていたが,歴史的,宗教的,社会的,その他の理由でうけいれられない部分があってカットされたり改竄されたりしていた. それにもかかわらず,著者をはじめ,おおくのアメリカ人がそれにひきつけられてきたことが,この本にえがかれている. 改竄されなければならなかった理由のなかには,宇宙戦艦ヤマトと米軍によって撃沈された戦艦大和との関係,性,暴力などだ. このあたりには,日本人には書けない部分が多々あるようにおもう. いまではインターネットを通じて,もつとナマの情報がはいるようになっているはずだ.

この本にはテレビ番組ワースト 50 にはいったという 「ピンクレディー・ショー」 や日本人についての誤解をまきちらした 「将軍 - Shogun -」 などについても書かれていて,おもしろく,かつかんがえさせられる.

評価: ★★★★☆

関連リンク: オタク・イン・USA@ [bk1] オタク・イン・USA@Amazon.co.jp

注記: BK1書評Amazon.co.jp書評 に投稿しています.

キーワード:

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
https://www.kanadas.com/mt/mt-tb.cgi/4600

コメントを投稿

dasyn_bulbbchang001.jpeg

螺旋 3D 印刷技術を使用してつくったこのような「3D デザインランプ」を 3d-dl.com で売っています.

Google でブログを検索:

メインページアーカイブページも見てください.
Creative Commons License
このブログはつぎのライセンスで保護されています. クリエイティブ・コモンズ・ライセンス.
Powered by Movable Type