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社会・経済:グローバル化, 知的生産とリテラシー:思考法・アイデア術, 書評:社会・経済

さらっと書かれた重要な気づきたち ― 藤井 清孝 著, 「グローバル・マインド 超一流の思考原理 ― 日本人はなぜ正解のない問題に弱いのか」

マッキンゼーに就職しハーバード・ビジネススクールを経たのちさまさまな会社の経営にたずさわってきた著者の回顧録だ. 著者はおおくのひとにはできない経験をしているが,この本の内容はむしろ常識的といってもよいだろう. しかし,そのなかにさまざまな,ひかる部分がある. マッキンゼーへの就職をかんがえたときに,マッキンゼーのことを悪くいうひとは 「イメージ」 がベースだったのにくらべて,評価していたひとは具体的な事実がベースだったことに気づいたこと,日本以外のアジアとアメリカとのあいだの人の流れは日本にいるとあまり実感がわかないが,ボディーブローのように効いてきているという指摘など. さらっと書かれているが,よみとばしてしまうには惜しい.

評価: ★★★★☆

関連リンク: グローバル・マインド@ [bk1] グローバル・マインド@Amazon.co.jp

注記: BK1書評Amazon.co.jp書評 に投稿しています.

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