モノを材料モノ,道具モノ,愛着モノの 3 つにわけて,整理のしかたをきれいに体系化している. それなりに納得のいく理論だ. イラストも著者自身が書いていて,わかりやすい.
しかし,日常のモノの整理は 「生活」 そのもののはずなのに,この本からは生活臭がまったくしない. たしかに冷蔵庫や本やその他いろいろなモノが登場して,どう整理すればよいのかが語られている. しかし,結局は理論だけでおわっていて,具体性に欠けている.
著者自身がこれを実践しているのか,疑問におもえてくる. この本にしたがって整理しようとしても,最後のところでいきづまってしまうだろう.
評価: ★★★☆☆
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