この本は 「ユーザ・エクスペリエンス」 の技術や実践についての本である. このことばを 「おもてなし」 と意訳している. 「ユーザ・エクスペリエンス」 とか 「おもてなし」 ということばをきくとアップルをおもいだすし,この本でもアップルが登場する. しかし,この本にはアップルの製品やサービス,あるいはホテルなどの 「おもてなし」 で重要なことがぬけおちているようにおもえる. それは感動,発見,新鮮さというようなことばであらわされることだ. それらは 「エクスペリエンス・テクノロジー」 の主題ではないのだろうが,「おもてなし」 には不可欠のことのはずだ. 「おもてなし」 ということばをつかうのなら,そこに目をむける必要があるだろう.
評価: ★★★☆☆
関連リンク: 「おもてなし」のIT革命@ , 「おもてなし」のIT革命@Amazon.co.jp.
注記: BK1 の 書評 と Amazon.co.jp の 書評 に投稿しています.
キーワード: おもてなし, もてなし, ユーザー・エクスペリエンス, user experience, カスタマー・エクスペリエンス, customer experience