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文化・教育と学習:クールジャパン・ガラパゴス・オタク・カワイイ・アキバ, Web とインターネット:電子図書館・電子書籍 (一般)

縦書きの電子書籍はガラパゴス化への道?

日本では縦書きの本や雑誌がおおい. 新聞もほとんど縦書きだ. この文化をまもるために ePub のような電子書籍の標準に縦書きをとりいれようといううごきがある. しかし,はたしてそれは必要な,あるいはのぞましいことだろうか? そんなむだな努力はやめて,いかにきれいに横書きにするかをかんがえたほうがよいのではないだろうか?

なぜ縦書きにこだわるのか? その理由はあまりあきらかではない. 「それが伝統だから」 というのがもっともらしい理由だが,それをべつにすれば,日本語の文字がそれにむいているから,というくらいの,あまり説得力のない理由しかみつからない. 毛筆で書くのに縦書きのほうがむいているとしても,毛筆で書かない現代に縦書きをつかう理由にはならない.

縦書きの本のなかに英語のような横書きの文章や単語をまぜると,とてもおかしなことになる. 単語であれば,ひと文字ずつわけて,縦書きにすることもできるが,とても不自然でよみにくい. 文あるいは文章という単位になると,もはや縦書きにすることは不可能なので,横書きをまぜることになる. これまた,とてもよみにくい.

世界のおおくの言語は Unicode (ユニコード) という文字コードをつかうことによって,ひとつの文書のなかでまぜて使用することができるようになっている. 日本語ももちろん Unicode によって表現することができる. だから,横書きにすれば,日本語のなかに世界各国の単語や文章をまぜて書くことは容易だ. それはすでに Web においては実現されている. そのながれにさからって,日本語だけ縦書きにすることにどれだけの意味があるのだろうか? それこそ,ガラパゴス化への道だ.

キーワード: ガラパゴス現象

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コメント (1)

sp:

 あなたの意見に賛成です。たて書きをすることには、「いままで使っていたから」「なれているから」
という以外にこれといった理由がみあたらない。よこ書きにはさまざまな利点がある。たて書きの元祖
中国ですら、いまはよこ書きにしているというのに。あるとき、同じ日付のおなじ新聞で、引用された英文
が、ある記事では横倒しにされ、べつの記事ではばらばらたて書きになっているのを見て、なんてこった
と思った。
 ネットや携帯がほぼよこ書きに統一されたいまが変革のチャンスだと思う。新聞社さん、作家さんに
決断してもらいたいですね。よこ書きになっても、私は新聞も本も買いますよ。

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