雑誌の自炊を進行させている. 雑誌にはノリでとじた無線とじと,針金でとじた線とじとがあるが,それぞれ,くふうするべきところがちがう. 無線とじはノリが内側まではいりこんだところがあるので,しっかりはがしてからスキャンする必要があるが,線とじにはそういう苦労はない. しかし,線とじは裁断するときに注意が必要だ. うまくきれなかったり,裁断機の刃をいためたりする危険がある.
無線とじの雑誌は裁断したあと,紙をずらしてみてノリでくっついたところがないか,チェックする必要がある. しかし,そうやってみても,なかなか完全にはわからない. 結局は一部がくっついたままスキャナにかけて,スキャナがとまってからはじめて気づくことがしばしばだ.
運がよければ途中でとまるだけなので,はがして,そのまま再開すればよい. しかし,すでに読んだページをけすべきかどうかを判断する必要がある. 運がわるいと紙にしわがよるので,はがしたうえで,しわをのばしてから再開する必要がある. さらに運がわるいと紙がやぶれることになるが,そういうことはいまのところ,ほとんどない.
線とじの雑誌は,針金をとりはずしてから裁断するのが安全だ. しかし,これはかなりの手間がかかる. 針金にふれないように裁断すれば問題はない. そのためには針金より 1 mm くらい内側を裁断すればよいが,雑誌によっては針金のところまで印刷されていて,捨ててしまうのがもったいない.
そういう,とじた部分までとりこみたい雑誌だけは,針金をはずして,ていねいにあつかう. 針金をはずしたあと,2 つ折りになっていた紙をのばして,針金があった部分を裁断すれば,完全にとりこむことができる. しかし,このやりかただと折れめのついた紙をスキャナにかけることになるので,スキャニングの途中でとまることがおおくなってしまう.
2010-10-30 追記: 紙を半分に切断するときに,なかなか,ちょうど折りめのところで切断するのはむずかしい. ずれたときは,折りめがのこらないように,もう 1 回,切断するのがよい.
だから,やはり針金の部分はあきらめて,その部分は裁断するときに捨ててしまうほうが,ずっと手間がかからない. 線とじの雑誌は,はがきや CD-ROM などがはいっている部分をのぞいてはノリがついていることはないので,スキャニングの途中でとまることもすくない.