フランス人と結婚してパリ郊外に住んでいるという著者だから,日本人にもフランス人にも書けない日本女性とフランス女性とのちがいを書くことができたのだろう. そのちがいがフランスと日本の出生率のちがいにつながっているのかどうかはかならずしもわからないが,納得させられる理由とともに書かれている.
最後に日本の少子化対策のためにフランスからまなべる点が分析されているが,結局は日本はフランスとはちがうので,まねしてもだめだという. すぐに少子化対策につながる内容ではないが,エッセイ風の文化比較として読めば,いろいろおもしろい.
評価: ★★★☆☆
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