レコード芸術という雑誌は私がこどものころからある. しかし,当時もいまも,たかくて買う気がしないということでも,かわりがない. しかし,アマゾン (Amazon.co.jp) で中古を買うと,月によっては送料をいれても 250 ~ 500 円で買える. 毎月買わないとぬけてしまうことには目をつぶると,これでも,いろいろたのしめることがわかった.
クラシックの情報も Web で手にはいるとはいうものの,非常に断片的になってしまう. 演奏や録音に関する情報はやはりこの種の雑誌がまとまっている.
以前 1 年半ほどアメリカに住んでいたことがあるので,そのとき以来,American Record Guide という雑誌をとっていた. 日本にかえってからも数年前までとりつづけていたが,英文字ばかりでジャケットの写真などもないので,なかなかよみづらい. そのため,あまり読んではいなかったし,そういうわけで,とるのもやめてしまった.
日本語で情報をえるには,やはりレコード芸術が一番,てがるだ. レコード芸術には最新の録音ももちろんとりあげられるが,近年はふるい録音がしめるわりあいがふえている. ということは,雑誌の発売後,時間がたってから買ったとしても,それなりに価値があるということだ.
もっとも,すべてを中古で買ったのでは出版社である音楽の友社には 1 銭もはいらないことになる. たまには新品を買うことにしよう. もうすぐ 1 月号がでるが,そこには今年 1 年の集大成つまりレコード・アカデミー賞を受賞したレコードが掲載される. それによって,まだ買っていないこの 1 年のあいだの情報をおぎなうことにしよう.
買って,そのままひととおりみるのもおもしろいが,「自炊」 して検索できるようにしたいとおもっている. そうすれば,買った値段よりはずっと価値のある情報になるはずだとかんがえている.