最近は PC 部品がやすくなったので,Windows 用でも Linux 用でも,特定の OS だけを使用するように,すなわち専用にしている. しかし,もっと CPU やマザーボードが高価だったときには,ディスクだけいれかえて,いろいろな OS を 1 台のマシンにのせて,つかってきた. このほうがハードディスクのパーティションをわけるよりはインストールしやすいからだ. そういうときに重宝してきたのが,DataBridge というなまえのハードディスク・ラックだ. これを PC にとりつけておくと,前面からたんたんにハードディスクをいれかえることができ,しかも,安価だった.
おおくのハードディスク・ラックは高価だった. ハードディスクも 1 万円以上したが,交換用のトレーだけでも数 1000 円していた. そのなかで,DataBridge というラックだけはトレーを 1000 円未満で買うことができた.
トレーをラックにさしこんでつかう. 安価なかわりに,ラックについているファンは粗悪品であり,ひどい騒音をたてることがあった. つねにそうというわけではないが,使用しているうちに騒音をたてるようになる. ケースをたたいて音をしずめることもあった. ラックそのものが機能しなくなることも,まれにはあったが,騒音以外はほとんど問題なく動作していた.
いまでもディスクをスワップできると便利なこともあるのだが,最近は小型のケースをつかうため,DVD や CD のドライブをつけると,ラックをつけることができなくなってしまう. というわけで,いまではすっかり,つかわなくなってしまった.