最近開業したばかりの新スカイライナーに乗った. 日暮里から空港第二ビルまで 36 分である. これまでつかったことがなかった北総鉄道にも興味があったが,この時間短縮の目的のひとつがルート検索エンジン (乗り換え案内) 対策らしいことがわかって,それもおもしろかった.
新スカイライナーは,大半の時間は従来のスカイライナーがはしっていた京成線とはちがって北総鉄道線をはしるのだが,この鉄道をいままで私はつかったことがなかった. 京成線が市街地中心に走行しているのに対して,北総線の周辺はもっとゆったりしている. 線路の両側にかなりゆとりがある.
これまでは新宿から成田空港までの経路を検索すると,成田エクスプレスが最速として表示されることがおおかった. しかし,いまや成田エクスプレスは候補外においやられてしまったようにみえる. 車内のパンフレットにも,ディスプレイにも,駅すぱあとの広告があらわれる.
ここからすると,新スカイライナー建設の重要な戦略が検索エンジン対策だったことがみえてくる. 最近では出張の際などに駅すぱあとやジョルダンなどのルート検索エンジンをつかうひとがおおい. その検索結果がスカイライナーでしめられれば,空港利用者を京成にひきつけることができるだろう. 駅すぱあとがそれを提案してきたことが,この協業的関係につながっているのかもしれない.
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