アメリカ人にとってはめずらしくないかもしれないが,たまにしかアメリカの上空をとばない私にとっては,飛行機の窓からみえるアメリカの地形はとてもおもしろい. 様々な地形が,おもに雨によってかたちづくられている.川,谷,湖,海岸などだ. もちろん,雨だけでなく,造山運動によってつくられた山もある.まっすぐながれる川はそれほどおもしろいものではないが,まがりくねった川がおおい. 湖も複雑なかたちをしている. よく正体のわからない地形や建造物もみえる.
今回の出張でも,とくに意図してはいなかったが,窓側の席をわりあててもらっていた. そのため,成田からダラスへの便では地形を観察することができた. 地形は複雑なかたちをしているが,それにかさなって道路がきちんと縦横にはしっている. そして,道路をさかいにして地面の色がはっきりちがっている. 区画ごとにちがう土がつかわれたり作物がつくられているのだろう. もちろん,ほかにもさまざまなものがみえる.
以前,デンバー (Denver) からシアトル (Seattle) への便では,おもしろいので写真をとりまくったことがある. 残念ながら当時もっていたデジカメはあまりよくできたものではなかったので,うつした写真はぼんやりしていて,私がもった印象がうまく表現されてはいない.
ところが,今回,ダラスからマイアミへの便では,すこしおくれてのりこむと,通路側の客がすでに窓側にすわっていた. それをそのままみとめてしまったので,窓からけしきをみることができなかった. マイアミでとなりの客がそとをみているのをみて,「しまった」 とおもった. 夜行の便ではむしろ通路側のほうがひろくてよいが,そとがみえる時間帯なら,これからはやはり窓側の席を確保するようにしよう.
2011-1-30 追記:
St. Maarten からマイアミへの便でも窓側の席にのったが,夕方なので,けしきはあまりみえなかった.
マイアミからダラスへは朝の便であり,最初はうすぐらく,きりがかかっていて,よくみえなかった.
しかし,タンパのちかくにきたころには,けしきがよくみえるようになっていた.
ダラスから東京への便では,うっかりして窓側の席を確保していなかった. マイアミでは東京とはちがって self check-in (自動チェックイン機をつかったチェックイン) が基本になっていた. そこでダラスいきの便の席をたしかめたところ,はじめから窓側の席 ("F" がつく) であり,ほとんどの席がすでにうまっていた. 東京いきの便も確認すればよかったのだが,ダラスいきの便の席がうまっていたのと,ダラスいきで窓側である "F" の席だったので,そのままにしておいた. しかし,ダラスいきは 757,東京いきは 767 で列数がちがうので,実はほぼ中央の席だった.
ソルトレークのうえをとぶことがわかったので,それだけはみようとおもった. そこにちかづいたときに最後部にいって,まどをひらいてみたが,あついくもにおおわれていて地上はまったくみえなかった. 窓側の席にすわっても,ほとんどなにもみえなかったのだろうとおもって,自分をなぐさめたしだいだ.
2011-2-1 追記:
以下の写真のうち,最初の 2 枚はおもに川の水がつくった風景だ.
しかし,2 枚めには格子がかさなっている.
このような自然の風景と人工的な格子とのくみあわせがアメリカらしい風景だ.
つまり,土地は格子によって分割され,それぞれちがう所有者がちがう用途にあてている.
3 枚めも水がつくった風景のようだが,よくわからない. 4 枚めはみずうみ. ここでも格子がみえる.
4 枚めはよくわからない. 最後はダラス・フォートをースの空港だ. たまたま空港のそばをとおりすぎてから,着陸した.
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