カリブ海のちいさな島 St. Maarten (セント・マーティン,シント・マーテン) に学会発表のためにきている. St. Maarten では,スクールバスと貸切バスをのぞけば,ふつうの車体のバスははいっていない. しかし,さまざまなかたち,さまざまな色のマイクロバスが公共交通として,はしっている. タクシーもほぼおなじ車体をつかっている. タクシーは日本と同様に,車体のうえなどに TAXI とかかれつけているからすぐわかる (わかりにくいものもあるが…). しかし,パスには車体に特徴がない. フロント・ガラスの下部にいきさきが書いてあるので,それをよくみて,バスであること,自分のいきさきにあっているかどうかを判断しなければならない.
すこし脱線するが,バスににたタクシーはのりあいタクシーだ. 空港についたとき,タクシーに案内してもらったが,同乗者がいた.
バスがとまる場所もだいたいきまっているが,バスストップの看板があるところはまれだ. もちろん,乗客につぎにどこにとまるかをしらせることもない. しかるべき場所にきたら “Stop!” とこえをだすか,あらかじめおりる場所をしらせておくしかない.
料金は近距離ならば 1.5 ドルと,やすい. マイクロバスに数人の客をのせてはしったのでは,採算はあうわけがない. 電車などというものはもちろんないから,いくら赤字でも唯一の公共交通として,ぜひ必要だということだろう (写真は Philipsburg (フィリップスバーグ) をはいるバス).
2011-1-28 追記:
道にまよって,ひとにバスをのりつげばよいとおしえられたとき,1 ドルずつはらえばよいとバスの運転手におしえられた.
そのため,しばらくはバスの運賃は1 ドルなのだとばかり,おもっていた.
だから,それからしばらくは,学会会場のホテルにいくにも,1 ドルだけはらっていた.
それで不足を指摘されることはない.
長距離になると 3 ドルかかるということもわかったが,だれがどこから乗ったかはだれも管理していないから,1 ドルですませようとすれば,すんでしまう. Philipsburg (フィリップスバーグ) から乗ったときは運転手がおぼえているだろうとおもったが,おぼえていなかった. 5 ドル札をわたしてつり銭をもらおうとしたところ,すこしの 3 ドルのつり銭をくれた. はらう金額が 3 ドルというつもりだったのだが…
バスのなかには料金表がはってある (はってないくるまもある). それによると,ただしい料金はかなり複雑なようだ. 運転手も正確にはおぼえていないのかもしれない. 料金表にはまた,おおきな字で,料金は乗車時にはらうべきことが書いてある. しかし,のったときにはらっているひとをみたことがない. ほとんどのひとは降車時にはらっている. ときどき,つり銭をあらかじめもらうために,はやめにはらっているひとはいるが…
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