つかえない動画変換ソフトたち
今年も研究成果発表の季節がやってきた. Ubuntu 上でデモ・プログラムを動作させて,その様子を動画としてキャプチャする. えられた動画は ogv という形式だが,このままでは編集プログラムにかからないので MPEG4 に変換する. ところが,いろいろなツールをためしても,なかなかうまく MPEG への変換ができない. もとのファイルがおかしいのかもしれないが,変換できるプログラムもあるのだ. もっとうまくやってほしい.
今年も研究成果発表の季節がやってきた. Ubuntu 上でデモ・プログラムを動作させて,その様子を動画としてキャプチャする. えられた動画は ogv という形式だが,このままでは編集プログラムにかからないので MPEG4 に変換する. ところが,いろいろなツールをためしても,なかなかうまく MPEG への変換ができない. もとのファイルがおかしいのかもしれないが,変換できるプログラムもあるのだ. もっとうまくやってほしい.
「研究紹介ビデオの制作」 という項目に書いたように,研究紹介のビデオをつくるのに PowerDirector がよいと書かれた本があった. なので,昨年,その時点で手にはいる PowerDirector ver. 6 というソフトを買ってあった. いま,それをつかってみようとしたのだが,結局,つかえないようだった.
昨年,「研究紹介ビデオの制作」 という項目に OpenShot という動画編集ソフトの使用感を書いた. また研究紹介の季節がめぐってきて,OpenShot をふたたびつかったので,使用感をふたたび書くことにする.
中国では日本ではかんがえられないようなことがいろいろおこっている. この本には中国でくらす著者が経験したことやききこんだ話が書いてある. 写真もところどころにあって,話の真実味を増している.
しかし,マスコミもあまり信用できない国だし,うわさ話にいたっては眉にツバをつけて読むしかない. 著者が積極的にウソを書いているようなことはもちろんないとおもうが,中国人がやっていることもあやしければ,著者が書いていることもあやしいというわけだ.
評価: ★★★☆☆
関連リンク: 上海発! 新・中国的流儀 70@ , 上海発! 新・中国的流儀 70@Amazon.co.jp.
正編にも上海の日本人にページがさかれていたが,この続編ではさらに日本人のビジネスやシモネタにページをさいている. また,時代を反映して 「タオバオ」 など,中国のネット・ビジネスについても書いている. 正編に書いてないあたらしい話題がとりあげられているのはもちろんだが,それでも,だんだん飽きてきた.
評価: ★★★☆☆
関連リンク: 続 上海発! 中国的驚愕流儀@ , 続 上海発! 中国的驚愕流儀70@Amazon.co.jp.
最近,TPP (Trans-Pacific Partnership) に関する本が続々と出版されつつある. 菅政権によって急にもちだされた TPP 問題だが,賛成するにせよ反対するにせよ,急いで対処しなければならないわけだから,当然のことだろう. ところが,すでに出版されたり,ちかく出版されようとしている本はほとんど反対派のものだ. 賛成派はどこにいったのだろう?
Adobe Reader は版をかさねるにつれて,印刷につかうのがむずかしくなっていくようにおもえる. プリンタ・ドライバとの関係でもあるのだが,ver. 7 まではてもとのプリンタ (Brother HL-5070DL) でかなり自由にサイズをかえて印刷することができた. ところが,ver. 8 からはサイズをかえるのが困難になった. そして,ver. 9 まではプレビューで各ページがうまく印刷できるかどうかをたしかめることができた. ところが,ver. X ではプレビューで最初のページしかみることができなくなったようだ. この先,ますます不便になっていくのだろうか?
目からウロコ! というほど,おどろきの内容ではない. 健康に関心のあるひとなら知っていることがおおいだろう. しかし,知らないこともあるだろうから、復習のような意味で読んでみる価値はあるだろう.
評価: ★★★☆☆
関連リンク: 健康常識にダマされるな!@ , 健康常識にダマされるな!@Amazon.co.jp.
理科系人材をとりまくさまざまな悪条件をあきらかにしている. バブル期前後までは世界をリードしていた日本の科学技術が,「理科系冷遇」 によって危機に瀕しているという.
だが,著者も気がついているように,それは現在の日本がかかえる問題のなかのほんの一部だ. これがすべてなら,いくらでも手があるだろうが,予算がかぎられたなかでどうすればよいのか? 著者があたえているひとつの解決策は,アジア各国が連帯して欧米に対抗することだ. しかし,それで解決される問題はかぎられている. もうすこしつっこんだ議論をしないと,解決にはつながらないだろう.
評価: ★★★☆☆
関連リンク: 理科系冷遇社会@ , 理科系冷遇社会@Amazon.co.jp.
「疲れない体」 をつくるには,なにを食べ,なにをすればよいか,などが書いてある. もちろん,いろいろな専門家の意見をまとめて書いたのだろうが,なぜ食べるとよいのか,なぜするとよいのか,その根拠がほとんど書いてない. また,それをいったのが誰なのかもまったく書いてない. 矛盾する話も書いてある.
結局はなにを食べ,なにをするかは読者しだいなのはたしかだが,そうはいっても,もうすこし根拠を書くべきだろう. これでは,どうしたらよいのか,わからない.
評価: ★☆☆☆☆
関連リンク: 男40代からの「疲れない体」のつくり方@ , 男40代からの「疲れない体」のつくり方@Amazon.co.jp.
TPP が日本の農業をダメにし,デフレをもたらして国民に深刻な影響をあたえると主張している. しかし,TPP をあたまごなしに否定しているわけではなくて,TPP は劇薬だともいっている. つまり,うまくつかえば成功する可能性もあることを示唆している. それでも否定しているのは,菅内閣をはじめ現在の政治状況では成功のみこみがないときめつけているからだ. その政治状況がくつがえらないかぎり,TPP をとろうと,すてようと,日本は壊れるのではないだろうか.
評価: ★★★★☆
関連リンク: TPP が日本を壊す@ , TPP が日本を壊す@Amazon.co.jp.
「デザイン思考」 ではデザインということばをひろくとらえる. 著者の仕事は商品や Web の企画やデザインだというから,「デザイン思考」 の中核的な部分をあつかっているといえるだろうが,この本では野外科学やパースの哲学の話まで登場する. 野外科学が登場するのは KJ 法という発想法との関係だし,パースが登場するのはアブダクションという推論の方法が企画発想にやくだつからにほかならない. これらと 「デザイン思考」 との関係は,いまいちすっきりしないが,「デザイン思考」 のためにはそのときどきで目的にあった方法を選択するのがよいということなのだろう.
評価: ★★★☆☆
関連リンク: デザイン思考の仕事術@ , デザイン思考の仕事術@Amazon.co.jp.
3 月 11 日午後に発生した大地震のとき,戸塚にいた. 仕事はストップしたが,帰路についたのは午後 6 時まえだ. 結局,戸塚から西馬込まであるくことになった. 西馬込で地下鉄にのって最寄の中野新橋駅までくることができた. 家についたのは 12 日 2:00 ごろだった.
電子書籍のレイアウトやフォーマットを解説し,EPUB 形式にしぼって,InDesign, Dreamweaver, Sigil というツールを順につかうつくりかたを解説している. 「作り方」 をこれだけ詳細に書いた本はほかにないのではないか.
しかし,いまのところ EPUB は日本語に対応していない. この本で例題としてとりあげているのも英文の本だ. この本を読んで英文の本をつくろうというひとはほとんどいないだろうから,この点はおおきな弱点だ. EPUB が日本語に対応したらこの手順でつくれるだろうが,もしかしたら,そのころには適切なツールもいまとはちがっているかもしれない.
もうひとつ書いておきたいのは,この本におけるスタイルシートのつかいかたには疑問があるということだ. かんたんにするためにひとつのスタイルシートをあちこちでつかうのはわかるが,タイトルのスタイルとして bookcover をつかうのがよいとはおもえない.
評価: ★★★☆☆
関連リンク: 電子書籍の作り方@ , 電子書籍の作り方@Amazon.co.jp.
著者が中国各地でたべたおいしいものについて書いている. そのなかには高価なものもあるが,まちなかで売っている庶民的なたべものもある. やすいたべもののなかにも,おいしいものがある. 著者はそういうものをたくさん紹介している. 私も中国のあっちこっちに行って,たべたい!
評価: ★★★☆☆
関連リンク: 中華美味紀行@ , 中華美味紀行@Amazon.co.jp.
3 月 11 日の大地震で東京の震度は 5 だった. 家のなかの状態をきくまではもっと棚からものがおちていることを想像していたが,本棚が 50 段以上あるなかで,本がほとんどおちたのは 1 段だけ,ほかに数段からそれぞれ 10 冊程度の本がおちただけですんだ. 被害がすくなかったなかで,ほとんどおちた棚には問題があったにちがいない.
今回の大地震にはいろいろななまえがつけられ,まだ一般的なよび名が確定していない. しかし,そのなかに 「東日本大震災」 とか 「東北関東大震災」 ということばがある. 当初,これはあまりにおおげさななまえだとおもわれた. しかし,しだいにそのなまえにふさわしいものだということがわかってきた.
「東日本大震災」 で東京近郊は直接はそれほどの被害をうけていないにもかかわらず,14 日にはほとんどマヒ状態におちいっている. こんなヤワなことでは被災地の復興もおぼつかないし,日本じたいも沈没してしまうだろう. もっと,たくましくなる必要があるだろう.
3 月 13 日の産經新聞の社説では,今回の巨大地震がもとになって発生した福島の原発爆発事故がとりあげられている. タイトルは 「安全軽視が招く重大事態」 となっている. 内容を読んで唖然とした. とても,まともな新聞が書く社説だとはおもえない.
科学者と一般人とのコミュニケーションについての本だが,理科系の自分にとってはかんがえてもいなかった部分がある. こどもに科学がきらわれていることは感じていた. しかし,この本ではとくに物理がきらわれているが,その理由がそれがむずかしいことにあって,著者の分析によれば物理が論理的であり抽象数学的で知覚との対応がつかないことだという. たしかに相対性理論や量子力学を知覚するのは困難だが,高校までの物理は論理というより直感的なものだとかんがえてきたので,私の理解とは正反対だ. このギャップをどうやってうめればよいかはわからないが,うめるべきギャップに気づかせてくれた.
評価: ★★★★☆
関連リンク: 科学コミュニケーション@ , 科学コミュニケーション@Amazon.co.jp.
この本には,仕事を成功させるためのいろいろなちょっとしたアイデアや,かたい頭をほぐしてくれるようなことが書いてある. それがそのまま読者にやくだつことはむしろすくないだろうが,この本を読んで頭をやわらかくすれば,もっとうまくいくようになるのかもしれない.
評価: ★★★☆☆
関連リンク: 小さなチーム、大きな仕事@ , 小さなチーム、大きな仕事@Amazon.co.jp.
このブログにも東日本大震災のことを何回か書いてきましたが,ここに書くのは個人的な情報が中心です. 個人でできることはかぎられてはいますが,被災者やボランティアにやくだつ情報をあつめたサイトをつくろうとかんがえて,東日本大震災支援情報ブログ をつくりました. まだひととおりの情報がそろっていないのでアナウンスしていませんが,まずはここに書いておくことにします.
チェーンメールに関する注意はいろいろなところに書かれていますが,それ以外にもデマもしくはそれにちかい情報がでまわっていて,注意が必要なようです. (以下の内容は 東日本大震災支援情報ブログ にも書いたことですが,個人的にかんがえたことでもあるので,ここに転載しました.)
「なぜ LED 電球にそんなにさわぐのか?」 という項目で,未完成の LED 電球をつかうより完成の域に達した電球型蛍光管をつかうほうがよいと書いた. しかし,それから 1 年くらいのうちに,状況はすっかりかわってしまった. 光の色や指向性に問題があるとしても,停電するよりは LED 電球で照明したほうがよい.
「震災被災者支援のためのサイトを開設」 という項目に書いたように,あたらしいサイトをつくった. ブログ形式を基本としたので,ソフトウェアとして Movable Type 5.04 をつかうことにした. これまでつくってきたブログは,このブログもふくめて Movable Type 3 をつかってきたので,5.04 をあらたにインストールし,スタイルシートやコメントのテンプレートなど,あちらこちらをなおす必要があった. とくに,コメント・スパム防止のためにだいぶ時間をつかってしまいた.
「Movable Type 5.04 による新規サイトの構築」 という項目に書いたように,あたらしいブログをたちあげるのに MT5 をつかったが,そこで課題になったことのひとつはコメント・スパムを防止することだ. いろいろな方法があるが,これまでつかってきた keystrokes.pl というプログラムをつかうのが,投稿者の負担もすくなくて,よい. そこで,すこしばかりハックして,それがつかえるようにした.
太陽光発電とエコキュートの設備をいれるとき,オール電化にすると電気料金の割引率がふえるといわれたが,とりあえずコンロはガスのままにした. しかし,計画停電が宣言されるようになると,「オール電化にしなくてよかった!」 と妻もいいだした.
Twitter (ツイッター) などをみていると,あいかわらず,菅首相や谷垣自民党総裁など,政治家のひとことに対して攻撃するコメントがたえない. 単なる憂さばらしならそれもいいかもしれないが,東日本大震災で政治家にも最大限のちからをだしてもらわなければならないときに,それをそぐような攻撃はぜひやめてほしいとおもう.
このブログには Movable Type 3 (MT3) をつかってきた. MT4 が登場してからだいぶ時間がたつが,ついに MT4 に移行しないまま,きてしまった. しかし,「東日本大震災支援情報ブログ」 を MT5 をつかってたちあげたので,ほかのブログも MT5 に移行させようとおもっている. その準備をはじめたが,予想に反することがいくつかあった.
確実な安全をもとめる一般のひとびとと,放射線などに関する専門家とのあいだのギャップが,ひとびとに不安をあたえているようにみえる.
私自身は安全だから買いたいとおもっている食品でも,多数のひとが不安があるとおもうと,出荷できなくなり,私も買うことができない. もうすこし,どうにかならないものかとおもう.
首相官邸の 「ご意見募集」 につぎのようなメッセージをおくりました.
マスコミや Twitter やそのほかのメディアでみるかぎり,政府や民主党,自民党の決定やメッセージに対しては批判ばかりがめだつようにおもいます. しかし,枝野官房長官をはじめ,みなさんが地震発生以来,最大限の努力をしていることはあきらかだとおもいます. 未曾有の事態のため判断をあやまることもあるとはおもいますが,みなさんの努力に対して最大限の敬意をあらわすとともに,これからも最大限の努力をすることに期待しています. 私自身も,すでに募金はしましたが,今後さらに被災者に対してできるだけのことをしたいとかんがえています.
東日本大震災後の電力不足のなかで,わが家でも節電につとめている. さむさによわい母をのぞいて,あとの 3 人は基本的に暖房なしで耐えている. とくにさむい朝,室内の気温が 14℃ にさがったときには,さすがにエアコンをつけた. しかし,それ以外の日はつけなくても 17~18℃ になっているので,つけないようにしている.
「騒音をはきだすようになった駅のデジタル・サイネージ」 という項目で,ちかごろいくつかの地下鉄の駅がデジタル・サイネージのおかげでうるさくなったことを書いた. しかし,東日本大震災後の電力逼迫のために,これらのデジタル・サイネージはけされた. おかげで,地下鉄の駅も以前のようにしずかになった. これはさいわいだる
外国人が日本からどんどん逃げだしているという. それをみて,いぶかしくおもっている日本人がいるようだが,自分たちの行動をかんがえてみても,その理由はある程度わかるのではないだろうか?
ブログの記事は投稿日時の逆順でならべるのが基本だ. 記事をかきかえることがなければ,それでよいだろう. しかし,かきかえることもあるし,いつも先頭に表示したい記事もある. そういう,いろいろな必要にこたえる方法について書いてみる.
福島第 1 原発事故の影響で,各地で水道水が汚染されている. 乳児以外はほとんど影響がないレベルだというが,乳児の親などに不安をあたえている. 東京都では一時 23 区全域で汚染の可能性があるといわれた. なぜこのように広域で問題がおこるのか,かんがえてみよう.
Twitter のハッシュタグとしては,いろいろなつづりがつかわれている. 「東日本大震災支援情報ブログ」 を Twitter でひろめようとかんがえて,ハッシュタグつきでツイートした. このサイト専用のハッシュタグとして #e_j_quake をつかおうとかんがえたが,ほかに,よくつかわれているタグを 2 つつけた.
Twiter (ツイッター) の地域ごとの #save_{地域} タグの使用頻度をしらべてみた. 1 回だけの調査なので精度はわるいが,ある程度,傾向を把握することができるだろう.
Capote による 「枝野官房長官から学べる 10 のこと: 危機管理広報の視点から」 を読んで,これはすばらしい分析であり,たしかにそこからまなぶべきだと感じました. リンクをはるだけでなく,引用させていただきます.
TPP 賛成派にもっとも系統的に反論している. 賛成派は思考停止しているのではないかということまで書いている. たしかに,いま入手できる情報から客観的に判断するかぎりは,TPP に賛成するべき明確な理由はないように感じられる.
評価: ★★★☆☆
関連リンク: TPP亡国論@ , TPP亡国論@Amazon.co.jp.
研究だけでなくマーケティングのような実践的な目的までふくめたフィールドワークの方法を,さまざまな関連文献を紹介しながら説明している. 著者は実際にフィールドワークをおこなうときの手引きとしてつかわれることを期待している. 関連文献の要点は紹介されているから,まずはこの本を手引きとして出発することができるだろう. しかし,参照されている文献をいかすためには,フィールドワークをはじめるまえに読んでおくべきだろう.
評価: ★★★★☆
関連リンク: 実践フィールドワーク入門@ , 実践フィールドワーク入門@Amazon.co.jp.
偽物・毒物が横行するオリンピック前の中国の状況をなまなましくつたえている. 著者は現在の中国につよい興味をもちながら,歴史も客観的にみようとしている. 歴史や儒教に無頓着な中国人をえがき,当時の主流派から弾圧された劉少奇がていねいにあつかわれているさまをえがいくなど,いろいろ興味をひかれる.
評価: ★★★☆☆
関連リンク: トンデモ中国@ , トンデモ中国@Amazon.co.jp.
福島第一原子力発電所の事故に関して,東京電力も政府も適切でない対応があったことはたしかだとおもう. しかし,事態を収束させるためにせいいっぱいの努力をし,それについてできるだけ国民に情報を提供しようとしていることもたしかだとおもう. にもかかわらず,国民やマスコミから十分な理解をえられていない. なぜそうなるのかをかんがえてみたい.
福島第一原発 1 ~ 6 号機のうち,3 号機だけは昨年から 「プルサーマル」 つまりプルトニウム 239 238 が燃料の一部 (548 本のうちの 32 本) としてつかわれているという (この燃料を MOX という).
プルトニウム 239 はもっとも毒性のつよい元素のひとつだといわれている.
そこで,これらをめぐる Web サイトをみてみた.
震災直前に発行されたらしい 2011-3-14 の日経ビジネスをみた. そのなかに東京電力の広告がある. 「貴重な資源を繰り返し使う 「プルサーマル」」 と題して,福島第一原発 3 号機でおこなわれているプルサーマルについて解説されている. なんというタイミングだろう !!
彼岸の 3 連休で 「東日本大震災支援情報ブログ」 というサイトをたちあげて,震災ボランティア関係の情報をあつめるつもりだった. 情報はそれなりにあつめているのだが,とくに最近の数日は原発事故のほうが気になって,そちらの情報をあつめるのに時間をとられて,震災ボランティアのほうは手がうすくなってしまっている…
私のばあい,ひとからうけとったメイルの最後に書いてあったことを読んでいないことがしばしばある.
そのために,やるべき仕事がぬけたり,やりかたに不備が生じてしまう.
なぜそうなるのか……
ひとつの原因はメイルの途中に URL が書いてあることだ.
政府は法人税を 5% 減税する予定だった. しかし,震災対策への支出が大幅にふえるいま,減税するべきでない. 一段落するまで減税は延期するべきだろう.
東日本大震災にどう対処するべきかをかんがえるとき,いくら未曾有の規模とはいえ,過去の災害時の記録がやくにたつだろう. 当初は阪神淡路大震災の記録がやくにたつのではないかとかんがえていた. それももちろん,やくにたつだろうが,戦災復興の記録もやくにたつのではないかとおもえてきた.
iPhone はその魅力的なインタフェースに人気がある. しかし,知らないとわからない機能や学習しにくい機能がすくなくない. インタフェース・デザインで有名なドナルド・ノーマンらも ACM Interaction September + October 2010 のなかで,てがかりのないインタフェースを批判している.
4 泊 5 日の旅程で上海にいき,そこから 1 日だけ蘇州にいった. 日本は東日本大震災とそれによる原発事故でおおさわぎしている. 旅行の計画をとりやめるひともおおいときくが,たのしみのためだけの旅行ではないこともあり,節電の効果などもあるので,決行することにした.
東京電力の供給能力が逼迫して,節電が必要になっている. 最近は計画停電がほんとうに実行されることはすくなくなってきているが,実行されるかどうかは節電が成功するかどうかにかかっている. それにもかかわらず,まだ節電に関して意識のひくいひとがおおいようにおもう. 自分の行動が不要な電力消費をふやしていないかどうか,もう一度,かんがえなおしたほうがよいのではないだろうか?
震災というような異常な事態になるととくに,ひとびとの目は,ボランティアのような基本的によい行為をしているひとに対しては多少のまちがいがあっても寛容になる反面,東京電力のように災害の原因をつくっている組織やひとに対してはきびしくなるようにおもわれる. 政府に対しても東京電力に対しても,公平にみる必要があるだろう.