最初の 5 つ (または 6 つ) の章はフィールドワークの技法を説明しているが,後半の 7 つの章はそれをまなんだ学生によるマイクロ・エスノグラフィー,つまりフィールドワークの結果をまとめたものだ.
学生が書いたものなので,かならずしも洗練されているとはいえないが,フィールドワークのなかでの経験がにじみでている. おもしろいのは,最後の論文だ. そこでは M 教授のゼミそのものがフィールドワークの題材になっている.
ここに書かれた技法がいつもうまくつかえるわけではないだろうが,出発点としてはよいだろう.
評価: ★★★☆☆
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キーワード: エスノグラフィー, エスノメソドロジー, エスノ, フィールドワーク