地下鉄の本駒込駅のホームへの階段をおりながら,家に電話しようとした. そのとき,カバーのない iPhone 4 は私の手からすべりおちた. わるいことに,にぶい音をたてながらバウンドして,さらに下におちた. それを 10 回ちかくくりかえしてから,ようやくとまった.
iPhone 3G のときは,もっとすべりやすかった. だから,おとさないように,注意ぶかく,もっていた. しかし,iPhone 4 にかえてから,すべりにくくなったと感じていた. だから,油断があったのだろう. 指からすべったときには,もう,どうしようもなかった.
機敏にうごいて,もっとはやく,ひろうことはできたかもしれない. しかし,ガラスがわれるなら,最初の 1 〜 2 撃だろう. いそいでひろっても,とまってからひろっても,こわれる危険はそれほどかわらないだろうとかんがえて,とまるのを待っていた. しかし,おもいのほか,バウンドする回数がおおかった.
それでも,ひろってみると,ガラスに異常はないし,ゆがんでもいなかった. あとでゆっくりみてみると 4 すみに傷はついているが,それほどめだつものではない. それでも,SIM カードがはずれて,家に電話することはできなくなっていた.
側面をみると,とびでている部分がある. たぶんそのなかに SIM カードがはいっているのだろう. いったん電源をきってから,とびでている部分をおしこみ,電源をいれた. それで回復し,家に電話することができた.
ガラスがわれてもふしぎはなかったし,ほかの部分がこわれる可能性もあっただろう. しかし,おおきな問題はおこらなかった. もしかすると,おとしたときに,こわれないように軽快にころがるように設計されているのだろうか. Apple というのは,そう想像してしまうような会社だ.