石巻でボランティアを経験して,ガレキや土嚢を運搬するときは腰をいためないために注意したほうがよいことがわかった. いつも一輪車で運搬しているひとには常識だろうが,つかいなれないひとは私だけでなく,わかいひとのなかにも腰がいたいといっているひとがいる. そうならないための注意だ.
一輪車はバランスをとるのがむずかしい. いったんバランスをくずすと,どんどん左右どちらかにたおすちからがつよくなって,たおれてしまう.
まず,荷物をおくときに,バランスをとることが必要だ. 左右のおもさが均等になるように荷物をおく.
そして,もちあげるときもバランスをくずさないように慎重にする. すこしでもバランスがくずれそうなら,荷物をのせかえる.
運搬中は腕のちからでバランスをとりながらすすむ. すこしでもバランスがくずれそうなら,腕のちからで回復をはかる. ここで腰をつかってはいけない. 荷物のおもさは腕のちからで回復できる範囲にする必要がある.
もし腕のちからがたりなければ,あきらめてひっくりかえす. 無理に回復しようとすると腰をいためる. ひっくりかえすとまたのせるのがたいへんだからと,がんばってはいけない.
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