会社で買った HP ProBook 4520s というラップトップ PC をつかっている. HP (ヒューレット・パッカード) 独自のセキュリティ機能などがいろいろついているのだが,かならずしもつかいやすくない. 一番こまるのは,パスワードが自由にかえられないことだ. パスワードなしのユーザ ID はつくることができるのに,それに弱いパスワードをつけるのがむずかしいのだ. 通常のやりかたでパスワードをつけようとすると,もっと強いパスワードにしろといわれて,つけられない. つまりはパスワードなしでつかうことを強制される. これではむしろ危険だ.
HP ProBook 4520s はラップトップといっても,テンキーまでついていて,ひざにのせるにはちょっとおおきすぎる. ちいさいほうがつかい勝手はよいが,そのほうが高価だ. もちはこぶことはほとんどない用途なので,この機種にした.
セキュリティ機能を on にすると,電源をいれたときにパスワードの入力をもとめてくる. 最初につくったユーザ ID にうっかりいつも自分が個人的につかっているパスワードをつけてしまったために,電源をいれたときにもそのパスワードの入力をもとめられる. これではほかのひとと共用することができないので,パスワードを変更したい. だから,もうひとつユーザを登録して,おぼえやすいパスワードをつけたいのだ.
ところが,パスワードなしのユーザはつくれても,よわいパスワードをもつユーザは容易につくれない. パスワードをつけようとすると,そのパスワードはよわすぎるというので,拒否されてしまう. たぶん,なにかもっと複雑なことをすれば,よわいパスワードをつけることができるのだろうが,その方法が容易にわからない. パスワードのないユーザを放置しておくほうがよほど危険ではないか.
とりあえずパスワードなしのユーザはなくして,他人にはつかわせないようにしている. 当面はセキュリティのためにはこれしか方法がない. しかし,不便だ.