菅政権はハーグ条約加盟の準備をすすめてきた. その問題についてかんがえるためにこの本を買ったつもりだった. しかし,この本に書いてあるのはハーグ条約の問題というよりは,日本の司法の問題をするどく指摘するものだった. 日本の司法関係者もある程度わかっているだろうが,外国人だから気がつく,書ける部分があるとおもえる.
「連れ去り問題」 は司法の問題だけでなく,日本の社会・伝統などからきているものでもあり,ハーグ条約に加盟したからといって解決にはほどとおいが,それが 1 歩になるのではないだろうか.
評価: ★★★★☆
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