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社会・経済:農林水産業

液状化で耕作放棄した,やる気のない農家

東日本大震災で液状化した水田のなかには,今年は稲作をあきらめたところがすくなくないという. 砂がふきだして凹凸ができたり,砂でおおわれたためそのままではポンプで水がためられなくなったりして,稲作が困難になったという. 農家によっては他の作物をつくったり,安価なポンプを買って稲作をこころみたりしているという. 耕作放棄するにはそれだけの理由があるのだろうが,やる気がないのではないかと,うたがわけるケースもあるようにおもう.

つかえなくなったポンプは自治体などの費用で設置したものらしい. それは設置した自治体の責任でつかえるようにしてほしいという希望は理解できなくはない. しかし,その水田は自分の土地だろう. なぜ自分で整備して作付けしようとかんがえないのだろう. 適切な作業車などを借りてくれば,自力で回復することはできるのではないだろうか.

そうやって自分で費用をだしたのでは赤字になってしまうということだろうか. 耕作しなければ補償金をうけとれるから,そのほうが得だということかもしれない. 制度的に耕作放棄を奨励するようになっているのかもしれないが,それにしてもあまり好感はもてない.

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