著者は 4 月 28 日に被災地にはいり,いろいろなひとの話をきいてこの本にまとめた. 震災前ならもっとひとびとに感動をあたえられるだけの内容をふくんでいるのだろうが,震災後はもっと感動的な話をいろいろ耳にし目にした. そのなかではこの本の内容はそれに 「ならぶ」 話ということになるだろう.
著者はこの本の最後のほうで,震災で助け合うことの重要性を思い知らされたいま,「人間として生きるための目的と動機が,震災前と震災後とで大きく変わらなければなりません」と書いている. しかし,それとともに 「特別になにかをする必要はありません」 とも書いている. しかし,変化を行動につなげなければ,日本を再興することはできないのではないだろうか.
評価: ★★☆☆☆
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