著者は勝間和代のように 「やればできる」 という自己啓発論者に反発する. 「高度化した資本主義社会では,論理・数学的知能や言語的知能など特殊な能力が発達したひとだけが成功できる. こうした知能は遺伝的で,意識的に "開発" することはできない」 という. それをみとめて 「バザールに向かえ」,つまりグローバル化した世界のなかでは 「ロングテール」 のなかになら特別な能力がなくても自分の好きな仕事をみつけられるだろうという. いろいろ刺激にみちた本だが,肝心の最後の部分には説得力が欠けている.
評価: ★★★☆☆
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