著者は大企業や国・自治体などを映画館にたとえて,映画館にはいれたひとは努力せずに高給がえられるが,それによって映画館はちぢんでいくので出口付近のひとはおしだされるし,外で待つひとは中にはいれないと書いている. そういう映画館にはいれないひとはフリーエージェントになることをすすめている. そして,フリーエージェントにとっては 「マイクロ法人」 がやくにたつこと,どうすればそれをいかすことができるかを,くわしく書いている.
しかし,この本はマイクロ法人を運用する技術についての本であって,フリーエージェントになってなにをするべきかをおしえてくれる本ではない. やりたいことがきまったら,そこから最大の利益をえて,やりたいことを継続していくための技術だ. ウマい話がいろいろ書いてあるが,やりたいことがないひとには,なんの役にもたたない.
評価: ★★★★★
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