仕事のため,自宅からあるいて東大先端研に行き,仕事のあいまに学生時代に 8 年間すごした近辺の場所をたどってみた. ここではそのうち,先端研がある駒場リサーチキャンパスのなかから,ちかくの民芸館までのあいだについて書く.
余裕をみて自宅をでたので,先端研についても,まだ時間があった. なので,すこし周囲を散歩することにした. 中央に時計台があるふるい建物があり,きょうの会議はそこでおこなわれた. ふるいからわるいことはないわけなのだが,主催者にとっては,ふるい建物をつかうのは不本意だったようだ. ふるい建物は本郷にはたくさんあるが,私自身にとっては 20 年ほどまえに共同研究のためにいった CMU (カーネギー・メロン大学) にふるい建物がおおく,照明もふるいままのものがおおかったのが印象にのこっている. その CMU もいまはあたらしい建物がおおくなっているが,このキャンパスにあるようなコンクリートうちはなしの建物ではない.
時計台がある建物にむかって右側には六本木から移転した生産技術研究所がある. 右側にも先端研などの建物がある. まえにここにきたときはこれらの建物はなくて,おとなしいキャンパスだったが,いまはかなり中央の建物を威圧している感じだ.
午前の会議のあとは学内に 2 つあるレストランのうちのひとつで昼食をとった. 生協食堂にくらべるとたかいからか,あまり人気がないようだ. 750 円だから,そんなにたかいわけではないが,私にとってもこれは予算オーバーだ.
昼食後,まだ 5 時間以上あるので,まずは駒場キャンパスにむかった. 生研の建物をくぐって門をでるが,建物ごしの風景はわるくない.途中に近代文学館と民芸館とがあって,時間をつかうには適当だが,残念ながらきょうは臨時休館日だという. そもそも月曜日なので,あいていることは期待していなかった. このちかくで 8 年間すごしたが,その間にこれらの博物館にはついに 1 度もこなかった. 今回もそれらをおとずれる機会とはならなかった.