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知的生産とリテラシー:作文・文章技法・添削, 書評:知的生産とリテラシー, 論文:論文のかきかた

まずい文章法をおしえる有害な本 ― 小笠原 喜康 著 「新版 大学生のためのレポート・論文術」

大学生がレポートを書くときにはこの程度のことに気をつければよいということかもしれない. しかし,文章とくに論文の書き方としては相当にまずい内容だ. たとえば,段落については 「段落をどこでとるかの規則はない」 と書いている. 日本語ではもしかするとこれでよいのかもしれないが,英語のパラグラフをかんがえると,これはまったくのまちがいだ. 日本語で書くときも,段落をどう構成しどこで段落をきるかに関しては,もっと意識的であるべきだろう. この調子のゆるい内容がいたるところにみられるから,むしろ有害な本だといってよいだろう.

評価: ★★☆☆☆

関連リンク: 新版 大学生のためのレポート・論文術@ [bk1] 新版 大学生のためのレポート・論文術@Amazon.co.jp

注記: BK1書評Amazon.co.jp書評 に投稿しています.

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