電子工作の本というと,どういう部品を買ってどうくみたてて…というのがつぎつぎと書いてあるという印象だが,この本はずいぶんちがう.
1 章は電子ブロックでつくれるいろいろな回路について書いている. かつて電子ブロックをつかったひとにとってはなつかしいだろうが,さわったことがないひと,もっていないひとには意味のない章だ. 逆に,電子ブロックを買ったひとは,この本をよまなくてもつくれるはずだ.
2 〜 5 章は電気・電子の基礎について書いている. こちらは電子工作を (つくるのでなくて) 理解するために必要な知識だが,電子工作そのものではない.
つまり,この本は電子工作をしたいひとにとって直接やくにたつ本ではない. しかし,つくりかたばかりの電子工作の本で理解できないことが,この本をあわせて読むと理解できるかもしれない.
評価: ★★☆☆☆
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