LaTeX をつかって共著論文を書くことになった. 東大や他社をふくむ 5 者による共著論文なので,ひとつのファイルを何人もがアクセスすることになる. そのため,共著者の提案で SVN (Subversion) によってバージョン管理することになった. 東大にあるサーバにファイルをおいて,SSH と SVN をつかってそれにアクセスする. 企業につとめるものにはなかなかハードルがたかい環境であり,まだ完全にハードルがこえられていない.
会社ですぐにこの目的でつかえるマシンは Windows 7 をのせた PC だ. そのため,SVN のクライアントとして Tortous SVN というのを選択した. 設定にはすこしまごつく点もあるが,つかうのにとくに困難はなかった.
会社のなかからアクセスできる環境をつくるためには,まず東大のサーバへに SSH でアクセスできる環境をつくらなければならない. 申請をだして手でログインできるところまではきたのだが,Tortous SVN でアクセスするとうまくいかない. 使用している PC (ブレード) から直接に社外につないでいるのなら問題点をつきとめるのは容易だとおもうが,社内からサーバを介して 2 段の SSH でアクセスするようになっているので,デバグはやっかいだ. 手をだす気にはならないので,社内からのアクセスはあきらめてしまった.
そうすると,社内規則にあう唯一の方法は社外にもちだした会社の PC をつかってアクセスする方法だ. この目的でつかえる Windows 7 PC が 1 台あったので,それをつかうことにした. これなら通常どおり 1 段の SSH でアクセスできるので,とくに問題はない.
というわけで,会社にいくとアクセスできないという奇妙なことになっているが,とりあえず社外からはアクセスできる環境をつくることができた.